治療前は具体的にイメージが浮かびづらいと思いますので、治療に入る前の方が見ることも考えてそこから書いていきますね。

採卵というのは女性の身体（卵巣）から卵を採るだけの処置ではありません。卵胞を採ってご主人様の精子と受精をさせるところまでのステップを採卵と言います。

採卵をするステップでは男性にも採精をして戴くことになるので、当然ですが双方の同意と理解が必要です。今回お話ししていくことはこの「理解」も重要なポイントになります。

ざっくり書くと、受精させる際にもふりかけや顕微など状態によっても方法がいくつかありますし、その時に行える処置などもあったりします。そして受精卵になった時に自然移植にするかいったん凍結するかという選択肢があります。それらは患者の希望や医師からの提案で決められる場合もあれば、状態によって方法が限定的になる場合もあります。流れはこのような感じですが、今回のテーマから離れますのでこのくらいに。

施術やカウンセリング時などにもこのような話をさせて戴いています。

上に書いたように採精もありますので、採卵に向けては女性側だけではなく、男性側も体調など気をつけて整えていく必要もあります。準備としては２〜３ヶ月はみましょう。今採れる精子は３ヶ月ほど前に作られているものだからです。そしてこれは男女ともですが、日々の身体の状態をよくしておくことが大切です。体内でも酸化などの変化があるので、その時々の体調というのはやはりとても大切なものなのです。

今回は、以下に採卵時に出来ることを書いていきます。